2010年6月25日 グラフィック社より初版発行
日本の民族衣装である着物と染め織りには深い繋がりがあります。
悠久の歴史の中で、季節や風土、目的にあった着物の素材や織り方、そして染め方が育まれてきました。
そこには、日本人のきめ細やかな感性と精緻を極めた技術が盛り込まれ、
それらを実直に守り、時には新しい柄や手法を取り入れながら発展させてきた人々がいます。
沖縄県から北海道まで、全国津々浦々、25種類の染めや織りに焦点をあて、
10年という歳月をかけて訪問・取材した内容を、
それぞれの特徴や詳細のわかる写真、そして工程と共に一冊の本にまとめました。